医師の地域間年収差

医師とは人体を知り尽くし人の生命を守るプロフェッショナルです。治療のために行われる、手術、縫合、X線照射、投薬など体内に接触(身体的浸襲)をともなう医療行為は、医師だけに認められる絶対的な権利であり、人の生命は医師の判断とその手にゆだねられると言っても過言ではないでしょう。病気やケガに苦しむ患者さんたちを救い、健康というかけがえのないものを守る医師という職業には、他の職域にはないヤリガイはもちろん、プロフェッショナル性、社会的貢献性、安定性、大きな憧れと魅力があります。そして数ある職業の中でも平均年収1,000万円を超える高収入である点も不動の人気を誇る理由のひとつでしょう。

医師の年収は、キャリアをある程度構築し、気力・体力ともに充分な40代医師で年収約1,200万円、50代で副院長・院長クラスであれば平均年収は1,800〜2,000万円になります。開業医であれば年商2,000〜3,000万円、病院経営を上手く運営できればそれ以上も見込めます。

一般的に就職というと東京や大阪といった都心には大手企業が集中し、雇用機会が多く、物価や生活コストとの兼ね合いもあり地方より給与は高めです。田舎では職がない…、地方は給料が安い…、という理由で上京、就職する人も少なくありません。しかしながら医師の場合、この一般社会の法則が逆転し、医師の年収は地方に行けば行くほど高額になる傾向があり、地域間による年収差が顕著に見られるようになってきています。

地方の医師年収は人員・設備不足に反比例するかたちで推移しており、地域別では北海道の医師年収が最も高く約2,300万円であるのに対し、最も低いのは奈良県で約1,100万円となっています。地域間年収差の傾向としては、北海道、岩手県・青森県・山形県など東北各県は軒並み医師年収が高額であるのに対し、東京都・大阪府・神奈川県などの大都市圏や、西日本は全体的に医師年収が低い傾向(低いと言っても1,000万円台ですが)にあります。

北海道・東北地方をはじめ、近年は北陸や山陰地方など豪雪・僻地・離島は、高齢化・過疎化の進行と同時に医師不足が深刻な状態にあります。地域の医療、ひいては人々の暮らしを守るために医師を高額オファーでようやくつなぎとめている状態です。

そのため、医師不足が深刻な地方に勤務する医師の年収は、若い医師でも2,000万円、特に稀少な産婦人科医、小児科医、外科医では4,000〜6,000万円と数千万単位で年収オファーがあることも珍しくありません。しかしながら、地方の医師年収は人員・設備不足に反比例すると前述した通り、年収に値するだけの心身的負担や過酷な労働を覚悟しなければならないでしょう。

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